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阿音サウンドヒーリングの誕生

2022年1月11日

密教の話を何回か行いましたが、なぜこのヒーリングは密教と密接に関わっているのかということをまとめてみました。

1980年代に声によるヒーリングが誕生

故 上田氏、高野山真言宗の僧侶として滝修行などを重ね、加持祈祷を行う中自身の声帯から発する音で痛みが緩和されることに気づきました。(上田氏は、私の実父になります)
初めは、「あー」と言う言葉を発し、自身の身体の中に声を響かせるということでした。
(今思うと、猫のゴロゴロみたいなものでしょうかね?)
痛みが声で和らぐ事に気づいた氏は、自身以外にも効果があるのではないかと考えました。

当初は、お寺に来る足腰の痛みのある人に、声をそのまま患部にあてていたのですが、それでは施術する側の体力が消耗し、1日に施術できる人数に限りがあることが課題でした。
また、声が体に伝わる力は声の大きさや響きが重要であるため、どうしても限界を感じていました。

その後、オーディオ機材やコンピューターの発達により、同時に施術する事が可能になっていきました。

いろんな声の高さを試したのですが、
一番痛みの軽減につながる音域が現在の声の音域になりました。

しかし、課題は多く、音の伝達について研究をかさねました。
上田氏の声だけでは、振動か深く身体に伝わらなかった。
理由は、スピーカーにありました。
スピーカーは、コーンを振動させ空気をふるわせることで音を伝える。
ソファーなどから声を出しても大半はウレタンや皮に吸収され、本来の声の振動が伝わらないことが課題でした。

そこで、弟子が通常のスピーカーから振動音響スピーカーに変え、また声から同じ周波数の正弦波に変更し、同時にたくさんの人を施術することに成功しました。

現在は、独自のヒーリング方法になり多くの方が通うヒーリングサロンとなりました。

令和の時代に甦る声

私もそのサロンでヒーリング音楽などの制作を担当しておりましたが退職し、新たに自宅に眠っていた父であり僧侶の阿音の録音データをデジタル音源化し、新しく令和の時代に甦ることができました。

この阿音「あー」の声は、宇宙の始まりを意味しています。

密教では大日如来は宇宙の真理を現し、宇宙そのものを指します。また、すべての命あるものは大日如来から生まれたとされ、釈迦如来も含めて他の仏は大日如来の化身と考えられています。

阿吽も宇宙の始まりから終わりを現すとされ、よくahum(オーム)とヨガで言うと思いますが、あー、うんを続けて言うとオームと聞こえます。

すべての命あるものが大日如来から生まれたとされます。悩みや病のない状態の響きと私たちの身体を共鳴させるという意味で、父が修行し得た霊験を声にのせて、私たちの病む身体を生まれた状態へ戻そうと言う意思なのです。

詳しいことは、また次のブログで書こうと思います。

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